「神経痛」には「持続性神経痛」と「発作性神経痛」のふたつがあり、「持続性神経痛」の場合は、帯状疱疹による感染症、もしくは歯の治療時に歯や顎の神経を傷つけたことが原因で発生します。
「発作性神経痛」は頭部神経をつかさどる「三叉神経」および知覚や味覚をつかさどる「舌咽神経」が日常生活のなかで傷ついたことが原因で起こる歯痛です。
「筋膜性歯痛」は慢性的な咀嚼筋の疲労により、筋肉内に「トリガーポイント」と呼ばれる"しこり"ができたことが原因で起こります。
「上顎洞性歯痛」は副鼻腔炎などにより、鼻の左右にある上顎洞周辺への圧迫または上顎洞内の炎症が歯の付近にまでおよぶことで起こる歯痛です。
原因不明の痛みUnexplained pain
噛み合わせとの関連性
虫歯や歯周病などの歯科疾患を患っていないにもかかわらず、原因不明の歯の痛みがある場合は、噛み合わせが原因となっている可能性があります。
正常な状態であれば均等に力が分散されるべきものが、噛み合わせが悪くなることで一部の歯に通常の2~3倍にもおよぶ過剰な力がかかってしまうことになります。
そのため、歯根膜(歯の根っこの周りにあり、クッションの役目をしている部分)が炎症を起こし、歯の痛みにつながります。
正常な状態であれば均等に力が分散されるべきものが、噛み合わせが悪くなることで一部の歯に通常の2~3倍にもおよぶ過剰な力がかかってしまうことになります。
そのため、歯根膜(歯の根っこの周りにあり、クッションの役目をしている部分)が炎症を起こし、歯の痛みにつながります。
よくある事例
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ストレスによる歯への過剰負担
(日々のストレスによる睡眠中の無意識な歯ぎしりや噛みしめなど) - 神経痛
- 神経血管性歯痛(片頭痛や群発頭痛などの頭痛による痛み)
- 心臓性歯痛(心疾患の方が運動した際に起こる痛み)
- 筋膜性歯痛
- 上顎洞性歯痛