食事が楽しめない・食欲がない

食事が楽しめない
食欲がない
Anorexia

噛む力と脳の関連性

人の口の周りにはさまざまな神経が巡っており、脳からの指令がこれらの神経を伝わり咀嚼筋を動かすことで、食べ物を「噛む」ことができています。これらの神経は脳からの信号を伝えるだけではなく、咀嚼時に歯根膜・舌などから得られる感覚や口周りの筋肉からの情報を脳に送り返す働きも担っています。
また、咀嚼して食事を摂ることで、五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)の情報が脳へ送られ、脳内の感覚系・運動系に多くの信号が飛び交うことで脳のあらゆる部分が活性化されます。
噛む力と脳の関連性

よく噛むことのメリット

  • よく噛むことのメリット 認知力が向上する

    認知力が向上するCognitive ability

    高齢者の認知症予防に効果が期待できる
  • よく噛むことのメリット 感情の抑制や睡眠が改善できる

    感情の抑制や睡眠が改善できるSleep improvement

    しっかりと咀嚼することにより、脳内物質の「セロトニン」が多く分泌され、ストレスを緩和し幸福感を高めることができる
  • よく噛むことのメリット 集中力の向上や記憶力の強化がはかれる

    集中力の向上や記憶力の強化がはかれるConcentration

    咀嚼することで脳が活性化されると同時に、リラックス時に発せられる「α波」が引き出される。

よくある事例

  • 入れ歯と歯茎の隙間に食べ物が挟まり、痛みで食事が楽しめない
  • 噛み合わせが悪く、食べ物がうまく噛めないため食事が楽しめない
  • 歯周病などの歯科疾患により、噛む力が衰えて食欲がなくなった